【2026年最新】墓じまいの費用相場と内訳は?安く抑えるコツとトラブル回避法も解説

【2026年最新】墓じまいの費用相場と内訳は?安く抑えるコツとトラブル回避法も解説

「墓じまいを考えているけれど、費用がいくらかかるか分からなくて不安…」
「お寺から高額な離檀料を請求されたらどうしよう…」

長年守ってきたお墓を片付ける「墓じまい」。
精神的なハードルに加えて、金銭的な不安を抱える方は多くいらっしゃいます。

墓じまいの総額費用の相場は「約50万〜150万円」です。
しかし、この金額は「現在のお墓の広さ」や「次の供養先をどうするか」によって大きく変動します。

この記事では、墓じまいにかかる費用の内訳から、誰にいくら払うのか、費用をできるだけ安く抑えるコツまでを分かりやすく解説します。


この記事の目次

  1. 墓じまい費用の総額相場
  2. 墓じまいにかかる費用の内訳
  3. 写真で見る施工事例と費用 3選
  4. 墓じまいの費用を安く抑える3つのコツ
  5. 墓じまいの費用や手続きに迷ったら、プロにご相談ください

墓じまい費用の総額相場



墓じまいにかかる総額費用の相場は「約50万〜150万円」です。

墓じまいをするには、「墓石の撤去費用」だけでなく、取り出したご遺骨を別の場所に納骨するための費用もかかります。
そのため、墓石の大きさだけでなく、遺骨の供養方法によっても総額が大きく変動します。

墓じまいにかかる費用の内訳


墓じまいにかかる費用は、「墓石の撤去費用」「新しい納骨先の費用」の2種類に分けられます。
特に費用割合が大きいのは、撤去工事費と新しい供養先に納める費用です。

それでは、詳細を確認していきましょう。


  • 費用の種類費用支払先
    ①永代使用料5万〜60万円/1名あたり販売店・寺院
    ②行政の手続き代行(任意) 3万〜5万円行政書士・代行業者
  • ①永代使用料

  • 永代使用料の相場は1名あたり5万〜60万円です。

    永代使用料とは、お墓の土地(墓地)を使用するのにかかる費用です。
    相場は、納骨先=お墓の種類によって大きく異なります。
    墓じまい後の納骨先として一般的な4つのお墓をご紹介いたします。

  1. 合祀墓・合葬墓
  2. 樹木葬
  3. 納骨堂
  4. 海洋散骨
1. 合祀墓・合葬墓:5万円~30万円

お墓の費用・購入体験の実態調査(2022年)

合祀墓・合葬墓とは、遺骨を他の人と分けることなく、全て一緒の場所に納骨するお墓です。
1名あたり5万円~30万円ほどで、永代供養のお墓の中では最も費用が安いタイプです。

2. 樹木葬:20万円~50万円

お墓の費用・購入体験の実態調査(2022年)

樹木葬とは、樹木葬とは、樹木や草花を目印(墓標)とするお墓です。
樹木葬は承継者を必要としない「永代供養」が特徴で、夫婦二人だけのお墓や単身者のお墓として利用されることが一般的です。
1名あたり20万円~50万円ほどで、自然に還りたい方々から選ばれています。

3. 納骨堂:30万~60万円

お墓の費用・購入体験の実態調査(2022年)

納骨堂とは、主に建物などの屋内に遺骨を安置するための収蔵スペースを備えたお墓です。
樹木葬と同じく承継者を必要としない「永代供養」が付いていることが多く、夫婦や単身者から人気です。
1名あたり30万円~60万円ほどで、 天候に左右されず、快適にお墓参りができます。

4. 海洋散骨:10万円〜20万円

海洋散骨とは、墓石を作らず亡くなった人の遺骨を海へ撒く供養方法です。
海へ遺骨を撒くといっても、そのまま撒くわけではなく「粉骨」といって粉末状に加工したうえで行うことが一般的です。
1名当たり10万円〜20万円ほどで、海が好き・自然に還りたい方に人気です。

  • ②行政の手続き代行(任意) 

  • 行政の手続き代行の相場は3万〜5万円です。

    墓じまいをするには、「改葬許可証」の取得など役所での手続きが必要となります。
    行政の手続き代行は必須ではなく自分で行うことも可能ですが、お墓が遠方にある方や仕事で忙しい方に向けに、行政書士などが代行サービスを提供しています。
    3万〜5万円が相場ですが、依頼先によってどこまで手続きをカバーしてくれるかが異なるため、事前にサービス内容をよく確認することをおすすめします。

写真で見る施工事例と費用 3選

ケース①:都立 八柱霊園/514,250円(税込)

東京都が運営する都立 八柱霊園の施工事例です。

Before⇒After

都立 八柱霊園のお墓の墓石撤去前



都立 八柱霊園のお墓の墓石撤去後

  • お墓の広さ:約4㎡
  • 施工内容:墓石の撤去から遺骨の取り出しまで
  • 基本料金10,000円
    作業・重機費160,000円
    石材処分費144,000円
    基礎・残土処分費54,000円


    総額:514,250円(消費税込み) 

ケース②:大阪北摂霊園/248,600円(税込)

大阪府が運営する大阪北摂霊園の施工事例です。

Before⇒After




  • お墓の広さ:約4㎡
  • 施工内容:墓石の撤去から遺骨の取り出しまで
  • 基本料金10,000円
    作業・重機費160,000円
    石材処分費144,000円
    基礎・残土処分費54,000円


    総額:248,600円円(消費税込み) 

ケース③:円妙寺/737,000円(税込)

茨城県にある円妙寺の施工事例です。

Before⇒After






  • お墓の広さ:約4㎡
  • 施工内容:墓石の撤去から遺骨の取り出しまで
  • 基本料金10,000円
    作業・重機費160,000円
    石材処分費144,000円
    基礎・残土処分費54,000円


    総額:737,000円円(消費税込み) 

墓じまいの費用を安く抑える3つのコツ

決して安くはない墓じまいですが、かしこく進めることで費用を適正に抑えることが可能です。

  1. 複数の石材店から相見積もりを取る
  2. 新しい納骨先として合祀墓を選ぶ
  3. 自治体の補助金制度を利用する

1.複数の石材店から相見積もりを取る

墓石の解体・撤去にかかる費用は、お墓の立地や、石材店の料金設定によって変動します。
そのため、最初から1社に絞るのではなく、2〜3社の石材店から相見積もりを取ることをおすすめします。

ただし、「一番安いから」という理由だけで業者を選ぶのは大変危険です。
極端に安い見積もりを出してくる業者は、コストを削るために以下のような悪質な手抜き工事を行うリスクがあります。

  • 見えない部分の手抜き工事
    表面の墓石だけを撤去し、地中に埋まっている「基礎コンクリート」を掘り起こさずに土を被せてごまかすケースです。後日、管理者から原状回復のやり直しを命じられ、結果的に高くつくケースが後を絶ちません。
  • 墓石の不法投棄
    処分費用を浮かすために、撤去した墓石を山中などに不法投棄するケースです。発覚した場合は、依頼主まで責任を問われる可能性があります。
  • 後からの高額な追加請求
    見積もり時には記載せず、工事が終わってから「重機が入らなかったから」「処分費は別料金だから」と不当な追加費用を請求してくるケースです。

費用を抑えることは大切ですが、トラブルを防ぐためには金額だけで判断せず、見積書をしっかりと確認し、信頼できる業者か見極めることが非常に重要です。

※要注意:指定石材店制度について

相見積もりを取る前に、必ず確認しなければならないことがあります。それは、民営霊園やお寺(寺院墓地)に多く見られる「指定石材店制度」の有無です。
これは「この霊園での工事は、あらかじめ決められた石材店しか出入りしてはいけない」というルールのことです。
この制度がある場合、ご自身で別の業者を探して依頼することはできませんので、まずは管理事務所やご住職に事前の確認を取りましょう。

2.新しい納骨先として合祀墓を選ぶ

遺骨を他の人と一緒の場所に納める合祀墓は、一番費用を抑えられる納骨先です。
一度他の方のお骨と混ざってしまうため、あとから取り出すことができない点には注意が必要です。
しかし、取り出す予定がない場合は、安価でお寺や霊園が永代にわたって供養してくれる合祀墓をおすすめいたします。

3.自治体補助金制度を利用する

全国的に見るとまだごく一部の自治体に限られますが、墓じまいや改葬(お墓の引っ越し)に対して補助金や助成金を出している市区町村があります
対象となった場合は、10万円単位で負担を減らせる可能性があるため、必ずチェックしておきましょう

自治体が補助金を出す主な理由は、放置されたお墓(無縁仏)が増えるのを防いだり、不足している公営墓地の区画を空けたりするためです。
そのため、「現在のお墓が市営・町営などの公営霊園にあること」が条件になっているケースがほとんどです(※お寺や民営霊園は対象外になりやすいです)。

墓じまいの補助金制度がある都道府県・市区町村一覧


  • 都道府県・市区町村補助金額(助成・還付の内容)対象条件公式URL
    千葉県 市川市7万5,000円〜最大44万円程度(※区画の面積による)市川市霊園(一般墓地)を返還し、原状回復(更地化)する方市川市公式HP
    (※HP内にて「一般墓地返還促進事業」で検索)
    千葉県 浦安市上限15万円浦安市墓地公園の墓所を返還し、市の合葬式墓地等へ改葬する方浦安市公式HP
    (※HP内にて「墓所返還者等支援事業」で検索)
    群馬県 太田市上限20万円八王子山公園墓地の区画を返還し、墓石を撤去して更地にする方太田市公式HP
    (※HP内にて「墓石撤去費用助成金」で検索)
    北海道 苫小牧市最大5万円高丘霊園・高丘第二霊園の墓じまいで、苫小牧信用金庫の指定融資を利用する方苫小牧市公式HP
    (※HP内にて「墓地返還支援」等で検索)
    東京都(都立霊園)実質0円(追加費用なし)

    ※現金支給ではなく特例制度
    多磨・小平などの都立一般埋蔵施設を更地返還し、都立の合葬墓へ移る方TOKYO霊園さんぽ
    (※HP内にて「施設変更制度」で検索)
    大阪府 泉大津市過去に納入した永代使用料の一部還付泉大津市営墓地・組合墓地を返還する方泉大津市公式HP
    大阪府 泉佐野市過去に納入した永代使用料の一部還付泉佐野市公園墓地を返還する方泉佐野市公式HP
    大阪府 岸和田市囲障(柵や外枠など)の撤去免除
    ※現金支給ではない
    岸和田市墓苑の区画を返還する方岸和田市公式HP
    岡山県 玉野市過去に納入した既納使用料の一部還付玉野市霊園の区画を返還し、更地にする方玉野市公式HP

墓じまいの費用や手続きに迷ったら、プロにご相談ください

墓じまいは、親族間の話し合いから始まり、行政の手続き、お寺への挨拶、石材店の手配、次の供養先探しと、非常に多くの労力と専門知識が必要になります。
「自分の場合は結局いくらかかるの?」
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「見積もりを取ったけど、これが適正価格か不安」

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