慰霊碑とは

供花が供えられている慰霊碑

慰霊碑とは?徹底解説

  • 慰霊碑は亡くなった人や動物の魂を慰め、悲劇の繰り返しを防ぐための碑。
  • 災害記念碑としても機能し、大災害の教訓を後世に伝える。
  • 日本には原爆や戦争の犠牲者を追悼する慰霊碑が多く、動物のものも存在。
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この記事の目次

  1. 慰霊碑とは
  2. 慰霊碑を使用する状況・ケース
  3. 都道府県一覧からお墓を探す

慰霊碑とは

慰霊碑(いれいひ)、または鎮魂碑(ちんこんひ)は、戦争や事故、災害などで亡くなった人たちや動物などの霊を慰めるために建てられた石碑のことです。

慰霊碑は霊魂を慰めるために建立されますが、そのほかには、このようなことが今後二度と起きることがないようにと、戒めたり警告したりするための象徴としての意味も込められています。そのため慰霊碑には、このような悲しいことを繰り返さないことを誓う文言や碑文が刻まれています。

災害によって建てられる慰霊碑には、災害の記念碑を兼ねたものである場合もあります。災害記念碑は、地震や津波、噴火、火事、事故などで大規模な災害があった場合、その事実を後世の人々に対して教訓として残すために建てられる記念碑です。

三陸海岸の地域では、古くから津波の被害が多く、現在までに約200基ほどの津波記念碑が存在しています。

慰霊塔(いれいとう)というのは、背が高く、石に碑文などが刻まれていないものを指していいます。

慰霊碑や慰霊塔は、古くから石が材料として使われました。最近は石の代わりにコンクリートや金属などを使う場合も多くなっています。石碑(せきひ)とは、何かの目的を持って建てられた石を総称していいます。

碑(いしぶみ)と呼ばれているのも石碑のことです。石碑には、墓石や記念碑、和歌や短歌などを石に記したものは歌碑(かひ)、俳句を記したものは句碑(くひ)、詩を記したものは詩碑(しひ)などがあります。

慰霊碑を使用する状況・ケース

日本で代表的な慰霊碑は、原爆被害によって建立された原爆死没者慰霊碑が有名です。また大東亜戦争や太平洋戦争など、戦争によって亡くなった人々のために建てられた慰霊碑は全国に数多く存在しています。

動物の慰霊碑としては、医歯薬系の大学や、動物園、水族館などの多くに建てられています。実験動物慰霊碑や、虫塚などがあり、定期的に慰霊祭を行っているところもあります。研究者や職員などによって感謝と哀悼の祈りを捧げます。

日本の動物園で慰霊祭を初めて行ったのは、1930年上野動物園で、その翌年の1931年に動物慰霊碑が建てられたとされています。

動物慰霊祭という行事の存在は、日本人にとってはさして不思議なことでもないのですが、世界的に見るとかなり珍しい行為とのことです。

八百万の神々が存在し共に共存してきた日本人にとって、この世のあらゆる物質には神々が宿っているという考え方が古来より習慣として存在しています。このことから動物のお墓という考え方はごく自然に生まれてきた感情であると考えられます。

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