公営墓地が人気のワケは?費用や申込方法を民営・寺院墓地と徹底比較

【公営墓地】アイキャッチ

この記事では以下の疑問を解消!

    • 「そもそも公営墓地って何?」
    • 「公営墓地の特徴はある?」
    • 「公営墓地が人気な理由はなぜ?」

公営墓地とは、県や市区町村といった地方自治体が運営している墓地のことです。

墓地の種類は大きく3タイプ、公営墓地・民営墓地・寺院墓地が存在します。

その中でも公営墓地は、自治体が運営している安心感と使用料の安さから人気があります。

しかし実際には「公営墓地を希望して抽選でも当選したけれど、最終的に辞退した」という声をよく耳にするのも事実です。

公営墓地であればどこでも金額が安い訳ではありません。また利用条件の厳しさなど、公営ならではの注意点もありますし、中には公営墓地が存在しない自治体というのもあります。

この記事では公営墓地のメリットやデメリットを、民間墓地・寺院墓地と比較しながら解説します。

公営墓地について正しい知識を身につけ、納得のいくお墓選びをしてください。

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この記事の目次

  1. 公営墓地とは?公営墓地の基本情報
  2. 公営墓地のメリットとデメリット
  3. 公営墓地にお墓を建てる9の流れ
  4. あなたの地域の墓地・霊園を探してみよう
  5. 公営墓地以外でも、なるべく費用を抑えるにはどうしたらいい?
  6. 公営墓地以外でも、信頼できる墓地・霊園を見極めるにはどうしたらいい?
  7. まとめ
  8. 監修者コメント

公営墓地とは?公営墓地の基本情報

公営墓地とは市町村などの地方公共団体が管理運営する墓地のことです。

地域住民に広く利用される公共施設であるため、宗教を問うこともなければ石材業者を問うこともありません。

実際には市が直接管理するケースと、公認の指定管理業者に委託するケースとがありますが、 利用者側から見て、直接管理と委託管理によって差異はないでしょう。

また中には公営墓地が存在しない自治体もあります。公営墓地が無い市区町村にお住まいの人は、民間墓地か寺院墓地を探しましょう。

経営主体の違いによって墓地は3つに区分される

寺院墓地・公営墓地・民営墓地

墓地選びの時に目にする「墓地の経営主体」は以下の3つに分けられます。

  • 公営墓地:「地方公共団体」が運営
  • 民営墓地:「宗教法人」または「公益法人」が運営
  • 寺院墓地:「宗教法人」が運営

それぞれ特色があるので、次の章から見ていきましょう。

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公営墓地のメリットとデメリット

公営墓地のメリットとデメリットを、民間墓地・寺院墓地と比較した表でまとめました。

※あくまでも傾向ですので、全ての霊園が該当するわけではありません。

公営墓地 民間墓地 寺院墓地
費用の安さ
(墓地代・管理費)

安い傾向

霊園による

寺院による
利用制限
居住地や居住歴
遺骨の所有

基本誰でも可

宗旨 宗派の制限
抽選・倍率
人気霊園は
倍率が高い

抽選は無い

抽選は無い
設備・サービス
供養の充実度

充実度は低い

施設が充実した
霊園が多い

供養が手厚い
お寺がある
墓石の
購入先の自由度

指定石材店なし
選択肢は広い

指定石材店あり

指定石材店あり
経営破綻のリスク
リスクは少ない

可能性は少ないが
リスクはある

可能性は少ないが
リスクはある

公営墓地のメリット

公営墓地のプラスの特徴としては以下の3つが挙げられます。

  • 自治体が運営しているので安心
  • 費用が比較的安い
  • 石材店の指定がない

先ほどの表の項目だとこれらが該当します。

公営墓地 民間墓地 寺院墓地
経営破綻のリスク
リスクは少ない

可能性は少ないが
リスクはある

可能性は少ないが
リスクはある
費用の安さ
(墓地代・管理費)

安い傾向

霊園による

寺院による
墓石の
購入先の自由度

指定石材店なし
選択肢は広い

指定石材店あり

指定石材店あり

自治体が運営しているので安心

公営墓地は自治体が管理・運営していますから、倒産や経営破綻の恐れがありません

行政が運営している安心感が最大のメリットと言えるでしょう。

費用が比較的安い

公営墓地は公共的なサービスの1つであり、地域住民が安心して利用できることを一番の目的としています。

そのため、費用は比較的安い傾向にあります
※費用とは「墓地代(永代使用料)」や「管理費」のことです

ただし費用はあくまでも傾向の話で、一等地にある霊園は公営でも高額です

そのため「安い墓地がいいから公営がいい」と考えている人は、公営墓地が必ずしも最安ではないことを頭に入れておきましょう。

石材店の指定がない

公営墓地でお墓を建てる場合、民間墓地や寺院墓地よりも墓石を選ぶときの自由度が高いといえます。

民間墓地や寺院墓地では、各霊園に「指定石材店」というものが存在し、決められた石材店の中から墓石を購入することになります。

もし「ネットですごくデザインが気に入る墓石を見つけた」としても、その希望する墓石を建てられないことがあります。

また「墓石の相見積もりをとって料金を比較したい」と思っても、難しい場合があるのです。

その点公営墓地は指定石材店がないため、墓石を選ぶ時の自由度が高くなります。

※ただし公営墓地の場合、自分で一から石材店・墓石を探す手間は発生します

公営墓地にお墓を建てるデメリット

続いてデメリット2つを解説します。

  • 利用条件が設けられている場合がある
  • 施設・サービスの充実度は低い傾向にある

先ほどの表の項目だとこれらが該当します。

公営墓地 民間墓地 寺院墓地
利用制限
居住地や居住歴
遺骨の所有

基本誰でも可

宗旨 宗派の制限
抽選・倍率
人気霊園は
倍率が高い

抽選は無い

抽選は無い
設備・サービス
供養の充実度

充実度は低い

施設が充実した
霊園が多い

供養が手厚い
お寺がある

利用条件が設けられている場合がある

公営霊園は原則的に、その地域に在住する人のみが利用できます。他市町村の住民が申し込む場合は、割増料金になる自治体もあるので注意しましょう。

その他、遺骨が手元にある人しか申込ができないといった制限もよく見られます。

また都立霊園など一部の人気霊園では、募集時期が決められており、抽選で当選した人しか利用できないところもあります。中には抽選の倍率が30倍になる霊園もあるのです。

申し込みたいタイミングで申し込むのが難しい、利用したくても利用できないことがある、というのが公営墓地のデメリットといえるでしょう。

その点、民間墓地は居住地に関係なく、宗旨宗派不問で、いつでも誰でも利用できます。

施設・サービスの充実度は低い傾向にある

施設やサービスの充実度、お墓参りが快適にできる環境については、民間墓地や寺院墓地の方が整っている傾向にあります。

例えば
「園内に室内休憩スペースがある」
「最寄り駅から無料送迎バスが出ている」
「ガーデニング専門の人が常に霊園を手入れしている」
「お寺のお坊さんが毎日欠かさず供養してくれる」など。

公営霊園の中でも古くからあるところは特に、駐車場が無かったり、バリアフリー設計が整っていなかったり、トイレが綺麗でなかったり、ということもあります。

もちろん公営霊園でも新しくオープンして綺麗に整備された霊園はありますが、そのような霊園は人気が高く、抽選の倍率も高くなる傾向にあるでしょう。


以上、公営墓地のメリットとデメリットを解説しました。

公営墓地にも一長一短あることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

自治体が運営する安心感はある反面、利用制限があったり、施設がいまひとつな霊園があったりするのも事実です。

ここで紹介したメリットやデメリットはあくまでも傾向の話です。実際に霊園を見てみると、実態がよりわかるでしょう。

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公営墓地にお墓を建てる9の流れ

お墓に供えられている花

ここでは墓地の応募からお墓を建てるまでの流れをご説明します。
墓地の申し込みの仕方は自治体によって異なります。

  1. お墓を建てたい場所を考える
  2. 墓地の公募情報を確認する
  3. 実際に墓地を見学する
  4. 申込書を手に入れ、申し込む
  5. 抽選結果を待つ
  6. 資格審査を受ける
  7. 永代使用料・管理料の確認をする
  8. 使用許可証の発行
  9. 墓石を購入し、建てる

ステップ1.お墓を建てたい場所を考える

公営斎場は基本的には1つの自治体に1つの霊園ですが、規模の大きい自治体ではこればかりではありません。

自分たちが希望する公営墓地が本当に入手できるのか。現実的に考えながら、お墓の建立場所を考えましょう。

ステップ2.墓地の公募情報を確認する

墓地の公募情報は自治体が発行する広報やホームページなどで確認しましょう。
また、市や管理事務所や石材店に問い合わせてもいいでしょう。

ステップ3.実際に墓地を見学する

申し込みする前に実際に公募対象の墓地を見学してみましょう。
一度に複数の墓地が募集されます。

以下のことを気にしながら墓地を選びましょう。

  • 駐車場からの距離
  • 墓地の向き
  • 周囲の環境(木や植木や近隣のお墓の状態など)
  • 墓地の面積
  • 永代使用料

ステップ4.申込書を手に入れ、申し込む

申し込みたい場所が決まると、申込書の中身を記入していきましょう。
申し込み時に一緒に提出しなければならない書類があれば、早めに準備をしておきましょう。

ステップ5.抽選結果を待つ

抽選は、ほとんどの自治体の場合は公開抽選を行います。
抽選に参加しなくても抽選の対象にはなりますが、公平に行うために公開にしています。

ステップ6.資格審査を受ける

もしも当選した場合は、自治体から必要書類などが送られてきますので、指示に従って対応しましょう。

ステップ7.永代使用料・管理料の支払いをする

永代使用料や管理料を指定の方法で支払います。

ステップ8.使用許可証の発行

墓地の使用許可証が送られてきます。重要な証書なので大切に保管しましょう。

ステップ9.墓石を購入し建てる

多くの公営墓地では、墓地取得後、お墓の建立期限が設けられています。
期限を過ぎてもお墓を建立されない場合は永代使用権が失効する場合があるので充分に気をつけましょう。

また、公営墓地では石材店の指定や制約は一切ありません。

あなたの地域の墓地・霊園を探してみよう

都道府県を選択していただくと、お近くの霊園を探すことができます。

霊園探しの第一歩として、アクセスや費用・口コミなどの情報を見ながら、気になる霊園をリストアップしてみましょう。

公営霊園だけを検索したい場合は、条件を絞って探すことも可能です。

公営墓地以外でも、なるべく費用を抑えるにはどうしたらいい?

公営墓地は、”費用が抑えられるケースが多い”というのが魅力の一つですよね。

しかし、公営墓地以外の選択肢でも費用を抑える方法はあります。
公営墓地以外で、費用をおさえる方法をいくつか紹介いたします。

郊外の民営墓地を探してみる

墓地にかかってくる費用は、主に永代使用料と管理費になります。永代使用料や管理費は、地価と比例している場合が多く、都市部よりも地方・郊外の霊園を選ぶと比較的安く費用を抑えることができるでしょう。

民営墓地でも、条件を緩くしてみる

霊園の維持管理は、墓地使用者が支払う管理費から、まかなわれます。よって設備やサービスの充実を重視していない霊園は、管理費が低くて済む場合があります。

公営墓地以外でも、信頼できる墓地・霊園を見極めるにはどうしたらいい?

”信頼できる” 霊園や寺院にお墓を建てることは、どなたにとっても非常に重要なことになるのではないでしょうか。大切な人のお墓を建てる場所、これから何年も通うことになる場所、となるとやはり安心できる霊園を選びたいと思うのは当然のことでしょう。

そこでいくつか”信頼できる”霊園を見極めるポイント・方法を紹介します。

見極めるポイント

  • 民営墓地であれば、規模が大きな墓地である
  • 清掃が行き届いている

見極める方法

  • 実際に霊園を訪れ、環境などを確認してみる
  • 霊園の近くに石材店に足を運び、その霊園について話を聞いてみる
  • ネットなどのレビューを参考にする

まとめ

公営墓地は自治体が維持管理しているため、安心面やコスト面で魅力がありますよね。

しかし公営墓地は人気が高いために取得が難しく、地域によっては費用がかさむ場合もあるため、注意が必要です。
また応募条件や申込方法は、各自治体によって異なりますので、詳しくは各自治体や地元の石材店に問い合わせをしましょう。

監修者コメント

監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子

公営墓地は「宗旨宗派不問」で「檀家にならなくても良い」ことをメリットと感じて申し込みをする人が多いような気がします。

公営墓地は自治体によってコンセプトや運営が異なり、全国一律に語ることはできませんが、都市部では割安なこともあって人気があります。

公営墓地でも、一般区画のほかに芝墓地、納骨堂等バリエーションが増えてきました。合同墓タイプの樹木葬墓地も都市部では増えています。

公営墓地で近年注目されたのは横浜市の自動搬送式納骨堂でしょう。
2018年に日野こもれび納骨堂がオープンし、約6500基(区画)の自動搬送式納骨施設の販売を開始しました。

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そのなかでも「お墓」は、一生に一度あるかないかの買い物ですね。

  • お墓を建てるのにかかる費用・相場が知りたい
  • 自分の希望するお墓を建てられるかどうか知りたい
  • お墓を建てるまでの流れを知りたい

など、数々の不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。

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