自治体が運営する公営墓地についてわかる!費用や募集について解説

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公営墓地とは、県や市区町村といった自治体が運営する霊園のことを指します。
よって、お住まいの地域に公営墓地がいくつかあるというケースもあるのではないでしょうか。

墓地を探すときに思い浮かぶのは、よく見られるこの公営墓地という方が多いと思います。
ただ、いざ公営墓地にお墓を建てようと思った時に、情報をどうやって集めたらいいのかわからないですよね。

  • 「公営墓地ってどこに申し込めば、お墓を建てられるの?」
  • 「公営墓地は応募倍率が高いと聞くけどなぜ?」
  • 「公営墓地って費用が高くない代わりに、管理が行き届いているか心配」

みなさまが抱く、公営墓地に対する不安や疑問を解決できる情報をこの記事に掲載しています。

公営墓地の情報収集方法や、お申込みの流れ、人気度、自分に合う墓地の見つけ方について解説していますので、お墓を建てる場所を選ぶ参考にしてください。

公営墓地の基本情報

公営墓地とは市区町村が管理運営する墓地のことです。

墓地や埋葬などについて規定する「墓地、埋葬などに関する法律」では、墓地の管理運営が許されているのは、

  1. 地方公共団体
  2. 宗教法人
  3. 公益法人

と定められています。

地方自治体による公共施設であるために、どの市民にとっても公平と平等を保っているために、宗教を問うこともなければ、石材業者を問うこともありません。

また、倒産や経営破綻の恐れもなく、定期的な清掃などの管理も行き届いているために、どの市区町村においても公営墓地は大変人気があるのです。
ここでは、そんな公営墓地について、詳しく触れてみたいと思います。

公営墓地とは県都や市区町村が運営している墓地

公営墓地とは、地方自治体が管理運営している墓地のことです。

実際には、市が直接管理するケースと、公認の指定管理業者に委託するケースとがありますが、利用者側から見て、直接管理と委託管理によって差異が生じることはないでしょう。

公営墓地の平均費用は立地によって異なる

ひとことに公営墓地と言っても、墓地の費用には土地によって大きな開きがあります。
たとえば東京都営霊園の場合は以下のようになります。

参照⇒東京都HP:「平成29年度 都立霊園の使用者を募集します」

  • 都営青山霊園
    3.95平方メートルで10,803,250円。
    つまり1平方メートルあたり2,735,000になります。
  • 都営小平霊園
    5.75平方メートルで4,818,500円。
    つまり1平方メートルあたり838,000円になります。

同じ都営霊園でも3倍以上の開きがあるのです。
これは地方でも同じような現象が見受けられます。
たとえば兵庫県姫路市の場合も以下のようになります。

参照⇒姫路市HP:名古山霊苑・納骨堂、市有霊苑の貸付などのご案内

  • 姫路市営名古山霊園
    3平方メートルで900,000円
    1平方メートルあたり300,000円
  • 姫路市営片山霊園
    4平方メートルで480,000円
    1平方メートルあたり120,000円

こちらも同じ姫路市内でも2.5倍の開きがあります。
1つの自治体でこうも費用に差が出るので、一概に平均を出すことは難しいようです。

墓地の費用は墓地面積によっても異なりますので、割り算をして1平方メートルあたりの墓地単価を比較するのもよいでしょう。

応募倍率について

応募倍率も、募集区画数と人口によっても大きく左右します。

平成28年度の東京都営霊園公募分の場合、一番倍率が低い所で、小平霊園の芝生埋葬施設で2.5倍。一番高い所で谷中霊園一般埋蔵施設の13.3倍にも及びます。  

公営墓地にお墓を建てるメリット

  • 自治体が運営しているので安心
  • 費用が比較的安い
  • 宗教//宗派の制約がない
  • 石材店の指定がない
  • 管理や運営が行き届いている
  • 地方自治体の運営なので、経営破綻などの心配がない

公営墓地は、誰もが平等に使用することができる墓地であるために、宗教や石材店などの制約がありません。また、営利目的の墓地でないために、費用も比較的安いでしょう。

公営墓地にお墓を建てるデメリット

  • 募集情報の入手先が限られている
  • 申込み期間が限定されている
  • 応募倍率が高い
  • 応募資格が定められている
  • 手続きが必要な際に融通が利かない
  • 区画面積が比較的広い

公営墓地は行政が管理し、費用も比較的安いなどの理由から人気が高い分、入手が難しくなります。

では次に、公営墓地と民営墓地の違いについて詳しく見ていきましょう。

公営墓地と民営墓地の違い

公営墓地は地方自治体が運営する墓地のことです。
民営墓地とは、厳密に言うならば、寺院と民間業者が共同で運営している墓地です。

なぜならば、墓地経営が認められているのは、地方自治体、宗教法人、公益法人と決められているからです。

墓地の特性上、公益性が高い施設であるために、利益の拡大を原則とする民間企業の直接の経営は認められていません。

民営墓地には必ず宗教法人の協力が必要なのですが、寺院が前面に出た墓地や業者が前面に出た墓地など、その特性は墓地によって異なります。

では、利用者にとって、公営墓地と民営墓地とでどのような違いがあるのか、具体的に見ていきましょう。

永代使用料や管理費が安い

総合的に見ると、民営墓地よりも公営墓地の方が永代使用料や管理費が安い傾向にありますが、都営霊園のなかだけでも費用に開きがあります。

永代使用料はむしろ、公営や民営の違いよりも、立地や、それにともなう地価の違いがそのまま反映されるようです。

応募資格の条件が厳しい

公営霊園は原則的にはその地域に在住の人に限られます。他市町村の住民の申し込みの場合は、割増料金になる自治体もあるので注意しましょう。

その他、埋葬すべき遺骨がある人に限られたり、墓地入手後、○年以内にお墓を建てなければ永代使用権が失効になるなど、いくつかの細かい条件があります。

新規墓地がなく、返還墓地の再貸し付けの場合もある

人気のある墓地の場合、新規の墓地を造成することはなかなかできず、墓じまいなどで手放した墓地の再貸し付けということもあります。すでにどなたかが埋葬されていた墓地を敬遠する人も多くいます。

募集期間が短く、応募倍率が高い

空きのたくさんある墓地であれば常時申し込みを受け付けしていますすが、空きがない人気の墓地の場合、年に一度、再貸し付け墓地の募集ということもあります。

募集期間も限られていて、応募も殺到するために高倍率になり、なかなか希望の墓地が入手できません。

受け入れ宗派の制限がない

地方自治体の運営する墓地なので、「信教の自由」が保証され、どの宗教宗派の人が墓地を取得しても構いません。

石材店の指定がない

公営墓地なので、施工石材店の指定はありません。

民営墓地の場合は、経営に石材店が参加しているために、基本その石材店での施工になります。
複数他社を比較検討することでよりよいお墓の建立ができるでしょう。

公営墓地を選ぶ前に確認すべきこと

万が一の時には他の民営墓地を探さなければならないことは、事前に頭に入れておきましょう。いつまでにお墓を建てたいなどの希望があっても、公営墓地の場合、必ず墓地を取得できるとは限らないからです。

では次に、公営斎場でお墓を建てるまでの流れについてふれていきます。

公営墓地にお墓を建てる9の流れ

ここでは墓地の応募からお墓を建てるまでの流れをご説明します。
墓地の申し込みの仕方は自治体によって異なります。

ステップ1.お墓を建てたい場所を考える

公営斎場は基本的には1つの自治体に1つの霊園ですが、規模の大きい自治体ではこればかりではありません。

自分たちが希望する公営墓地が本当に入手できるのか。現実的に考えながら、お墓の建立場所を考えましょう。

ステップ2.墓地の公募情報を確認する

墓地の公募情報は自治体が発行する広報やホームページなどで確認しましょう。
また、市や管理事務所や石材店に問い合わせてもいいでしょう。

ステップ3.実際に墓地を見学する

申し込みする前に実際に公募対象の墓地を見学してみましょう。
一度に複数の墓地が募集されます。

以下のことを気にしながら墓地を選びましょう。

  • 駐車場からの距離
  • 墓地の向き
  • 周囲の環境(木や植木や近隣のお墓の状態など)
  • 墓地の面積
  • 永代使用料

ステップ4.申込書を手に入れ、申し込む

申し込みたい場所が決まると、申込書の中身を記入していきましょう。
申し込み時に一緒に提出しなければならない書類があれば、早めに準備をしておきましょう。

ステップ5.抽選結果を待つ

抽選は、ほとんどの自治体の場合は公開抽選を行います。
抽選に参加しなくても抽選の対象にはなりますが、公平に行うために公開にしています。

ステップ6.資格審査を受ける

もしも当選した場合は、自治体から必要書類などが送られてきますので、指示に従って対応しましょう。

ステップ7.永代使用料・管理料の支払いをする

永代使用料や管理料を指定の方法で支払います。

ステップ8.使用許可証の発行

墓地の使用許可証が送られてきます。重要な証書なので大切に保管しましょう。

ステップ9.墓石を購入し建てる

多くの公営墓地では、墓地取得後、お墓の建立期限が設けられています。
期限を過ぎてもお墓を建立されない場合は永代使用権が失効する場合があるので充分に気をつけましょう。

また、公営墓地では石材店の指定や制約は一切ありません。

※こちらの内容に誤りがあれば、ご指摘くださいませ。

まとめ

公営墓地は人気が高いために取得が難しいという面があります。
また、自治体によっては条件や方法が異なりますので、くわしくは各自治体や地元の石材店に問い合わせしましょう。

一口にお墓・霊園と言っても、豊かな自然を背景にしたり、規模や宗派だけではない様々な特色があります。
お住まいの地域・ご実家の近隣などで、どんな霊園があるかご覧になってはいかがでしょうか?

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