埋蔵(まいぞう)とは

埋蔵は、よく埋葬と同じように使われ方をしますが、実はこの両者はまるで意味が違います。埋蔵というのは、「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋葬)」の定義によると、遺体を土葬することとされています。

つまり死体を火葬せずに、そのまま土中に埋めることを言います。この法律によると、土葬をするには許可のされた墓地にしかできません。

そして埋蔵は「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋葬)」では、火葬後の遺骨を、墓地に納骨することと定義されています。つまり埋葬と埋蔵の違いは、埋葬の場合は、墓地に遺体を土葬することで、埋蔵の場合は墓地に、火葬した遺骨を納骨することとされています。

また埋蔵と同じような意味合いといてよく使われる言葉に、収蔵というものがあります。これは「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋葬)」には明確な定義はされておらず、納骨堂の施設のことを記した記述内に登場しているのみです。

つまり、納骨堂とは、他人の委託によって火葬後の遺骨を「収蔵」するために、都道府県の知事から、納骨堂としての許可を得た施設のこと、とされている箇所にのみ使用されています。

このことから、収蔵は納骨堂に火葬した遺骨を納骨するときに使われる言葉として、矛盾を補うために使用されることとなったと考えられます。

埋蔵(まいぞう)を使用する状況・ケース

埋蔵には、遺骨を埋葬するという意味以外に、埋蔵金や埋蔵文化財などという場合にも使われます。どちらかというとこちらの方が、よく知られています。

埋蔵文化財というのは、土中に埋まっている文化財のことを言います。(主に遺跡と呼ばれている土地のことです)文化財保護法によると、埋蔵文化財の発掘調査、また調査以外の土木工事など、開発事業を行う際には事前に都道府県・政令指定都市等の教育委員会に届出を出しておかなければいけません。

また土地を発掘している際に、出土品が出土され、その出土品が遺跡と認められるものを発見した場合には、その土地は現状をそれ以上に変更させず維持したままの状態で、文化庁長官に届け出を行わなければいけません。

やむを得ず現状保存ができない場合には、事前に発掘調査を行い記録を残しておくよう協力を求められています。

出土した遺物については、所有者が明らかになっている場合を除いて、発見した者が所管の警察署長への提出が必要です。また出土品が埋蔵文化財だった場合には、特別措置として、提出、鑑賞、報奨金などについての規定がされています。また遺失物法の規定の適用があります。

埋蔵に関連する言葉

  • 埋葬
  • 収蔵
  • 遺骨
  • 納骨
  • 土葬
  • 火葬
  • 墓埋葬
  • 遺体
  • 遺跡
  • 発掘
  • 死体
  • 納骨堂
  • 遺失物
  • 遺物
  • 埋蔵文化財
  • 出土品
  • 出土
  • 文化庁長官
  • 警察署長
  • 発掘調査
  • 墓地