初盆(はつぼん)とは

初盆または新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)ともいいます。また、お盆の正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、サンスクリット語で「Ullambana」(読み方はウランバナ)が語源とされています。

初盆とは、故人が亡くなり四十九日の忌明けが済んでからはじめて迎えるお盆のことです。初盆には法要を行いますので、通常行われるお盆の儀礼に加えて準備しなければいけないことが多くあります。

法要は僧侶を招いて読経を唱えてもらわなければいけませんので、まず僧侶のスケジュールの確認が必要です。お盆は僧侶も忙しいので、早めに予約をしておかなければ当日に法要が出来なくなってしまう可能性もありますので注意が必要です。

僧侶を招く場合にはお布施を納めなければいけませんので、この準備もしておきましょう。お布施の金額の相場は、3万円から5万円程度とされています。

そして参列者に挨拶を兼ねて招待状を送ります。これもお盆はそれぞれに忙しいことが考えられますので早めに連絡をとるようにします。最近ではあまり親族以外の人を招かなくなりましたが、これも忙しい現代人の生活の変化に伴うものだと考えられます。

お盆の基本的な飾り付けは、盆提灯、仏具、盆棚、線香、花、ロウソクなどです。初盆にはこれらに加えて、白い提灯が用意されることが多いです。

お盆の間の提灯の飾り方は、各家の前にぶら下げて飾り付けていきます。いつもは真っ暗で静かな通りもこの期間だけは明るく賑やかで、また提灯の優しい光がとても風流に感じられます。

お盆の期間中、仏壇の扉は閉じられてしまいますので、盆棚が祭壇の代わりに、盆御膳や線香や花、季節の野菜や果物、菓子などを並べます。

お盆は全国的に8月13日から8月16日の4日間とされています。地域によっては旧暦の7月13日から16日に行われているところもあります。最初の13日はお盆の入りといって迎え火を各家の玄関先で焚きます。そして最終日の16日は送り火を焚いて祖先の霊を見送ります。

初盆を使用する状況・ケース

初盆の法要に参列する場合、服装はほぼ葬儀に参列する際と同じで、いわゆる正式な服装のマナーととらえていいでしょう。

男性は黒のブラックのスーツなど、女性もブラックスーツやワンピースを着用します。鞄や靴、ネクタイなどは光沢のない黒色のものを選び、キラキラするアクセサリーなどは控えます。

香典やお供え物についても葬儀との違いはあまりありませんが、仏教ではのしの表書きに「御霊前」は使いません。「御霊前」は四十九日までであるため「ご仏前」「お香典」などを使用するようにします。(宗教や宗派によっても違うので確認が必要です)

また香典の金額の相場は、故人や遺族との関係や立場、地域の習慣などによってさまざまですが、一般的には5千円から3万円とされています。

初盆が終わると、施主は参列者に対して、香典やお供え物をいただいたお礼状やまたお返しの品物を送ります。お礼状は失礼のないように文例集などを参考にして書くようにします。

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